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気候変動に具体的な行動を

脱炭素した循環型地域の必要性

世界が目指すのは持続可能な地球

2020年10月、日本政府は2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラルを目指すことを宣言。2021年11月イギリスグラスゴーで開催されたCOP26(国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議)では、世界は今世紀末までの地球の平均気温の上昇を、産業革命前から1.5度未満に抑えることを合意しました。

2021年11月イギリスグラスゴーで開催されたCOP26(国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議
2021年開催COP26本会議場
気候マーチに参加する少女
気象マーチ参加者 自作のプラカード

私たちは、2030年には温室効果ガスを(2013年比で)半減し、2050年には実質排出ゼロを達成、さらには排出をゼロにし、その後、産業革命前の二酸化炭素濃度にするという、持続可能な地球への長い長い道のりを確実に歩まなければなりません。

「気候災害」の原因

気候のシステムが壊れかけている今、世界各地で「気候災害」が起きています。森林火災、氷河湖の決壊洪水、干ばつ、集中豪雨、酷暑などです。

そして、これらの原因は何か?

それは、ほかならぬ私たち人間のとる活動による温室効果ガスであり、その最たるものは石炭、石油、天然ガスといった化石燃料です。

循環型地域の広がりを

わざわざ海外の化石燃料を輸入しなくても、日本にも再生可能エネルギー資源はたくさんあり、技術も十分にあります。もちろん、徳島にも豊かな自然からエネルギーを作り、徳島の人々の暮らしに利用し、徳島で豊かさが循環するサイクルを生み出すことができます。エネルギーだけでなく、石油製品だったものを自然素材に戻していくことで、徳島に新しい産業を生み出すのです。

そうやって、脱炭素した循環型地域が増えることが、持続可能な地球を作るために必要です。
 

選びたい再生可能エネルギー

再生可能エネルギーとは、自然の力をエネルギーとして利用するもので、太陽光、太陽熱、風力、水力、バイオマス、地熱、などが挙げられます。

テラエナジーの仕入れている再生可能エネルギーは太陽光、風力、水力、バイオマスです。その中でも、地域住民から反対を受けているメガソーラー施設や、海外産輸入材によるバイオマス施設などからは電気を仕入れないようにしています。

再生可能エネルギー資源は、コミュニティーパワー3原則を満たすものでないといけないと考えています。

コミュニティーパワー3原則

地域の利害関係者がプロジェクトの大半もしくは全てを所有していること
プロジェクトの意思決定はコミュニティーに基礎を置く組織によって行われること

社会的・経済的便益の多数もしくはすべては地域に分配されること

家庭からできる脱炭素

ご自宅で毎月どれくらいの電気を使用していますか。
料金に気を取られがちですが、使用量はどれくらいでしょうか。

今日からすぐできる、省エネ、節電は大変効果的です。そもそも、使うエネルギーについて家族で考えたり、話し合ったりして減らすことは家庭からできる脱炭素の第一歩かもしれません。
私たちの暮らしに欠かせない、電気とガソリンの転換がとても重要です。

・電力を再生可能エネルギーの電力会社から買う。
・住宅の断熱補修をする。
・屋根に太陽光パネルを載せる。
・電気自動車にする。
・オール電化住宅にする。

家庭から脱炭素を目指すことは、家族がより健康で、豊かで、快適な暮らしを手に入れることにもつながります。

家庭からの二酸化炭素排出量

電力約48%
ガソリン約21%

家庭からの二酸化炭素排出量 温室効果ガスインベントリ  国立環境研究所
※図参照 出典|温室効果ガスインベントリ 国立環境研究所